4日前にAmazonの迷惑メール(詐欺メール)の記事を書いたばかりですが、また新たに「Amazonセキュリティ警告 サインインが検出されました」という件名の迷惑メールが届きました。
今回のAmazonの迷惑メールは本物そっくりで、詐欺としては非常に巧妙な作りになっていますので、注意が必要です。
実際に私も「Amazonセキュリティ警告」の本物のメールを何度か受け取ったことがあり、初めは騙されそうになりましたが、これまでに数々の迷惑メールを目にしてきた経験から、違和感を感じることができるようになりました。
よく見てみると、怪しい箇所がいくつか見つかりました。

この記事では「Amazonセキュリティ警告 サインインが検出されました」という件名で届いた迷惑メールの疑わしい箇所、本物と偽物の見分け方、Amazonの迷惑メール詐欺に遭わないための記事を紹介しています。
最近は新型コロナが蔓延中しているだけでなく、Amazonの迷惑メールも蔓延中です。
詐欺の被害に遭わないように注意しましょう。
セキュリティ警告メールの内容
セキュリティ警告メールの内容についてご説明します。
今回の迷惑メールは「Amazonセキュリティ警告: サインインが検出されました」という件名で、その内容は本物そっくりなので、本物のセキュリティ警告を見たことある人は騙されてしまうかもしれません。
実際に届いたメールを紹介します。
私も以前に本物の「Amazonセキュリティ警告」を受け取ったことがあり、一瞬、騙されそうになりました。
しかし、何度もこのような迷惑メールを目にしてきた経験から、違和感を感じ取ることができるようになりました。
よく見てみると、怪しい箇所がボロボロと出てきます。
では、いつものように疑わしい箇所を説明していきます。
偽物セキュリティ警告の怪しい点
迷惑メールである以上、どれほど本物に似せていても、それは結局のところ偽物です。
今回の「Amazonセキュリティ警告 サインインが検出されました」というメールにも、いくつかの差出人や本文に偽物と疑える箇所が見つかりました。
Amazonが使用していない差出人
まず、差出人アドレスについてですが、以下のリンクに私のサイトで解説している偽メールの典型的な差出人アドレスを紹介してます。

今回の迷惑メールも「Amazon」という文字を含む差出人アドレスを使用していますが、お伝えしている通り、本物のAmazonから送られてくるメールのアドレスは決まっています。
差出人の「Amazon」という文字に惑わされないように十分注意してください。
以下の記事では、Amazonの迷惑メールを100%判別できるメッセージセンターでの確認方法や、Amazonが差出人として使用しているメールアドレスも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

今回のメールは、Amazon公式サイトで公表されていない差出人メールアドレスであり、また、メッセージセンターにも存在しないメールであることから、迷惑メールであることが確定です。
次に、本物と偽物の違いについて説明します。
ユーザー名とボタンの表示
偽物の「Amazonセキュリティ警告 サインインが検出されました」メールには、いくつかの特徴的な箇所があります。
まず、本物の「Amazonセキュリティ警告」メールでは、赤〇の「ユーザ名」の部分に正しく名前が記載されており「詳細を表示」というボタンも表示されています。
しかし、偽物ではこの2つが正しく表示されていません。
迷惑メールでは「ユーザー名」は表示されていない
本物のセキュリティ警告では「〇〇様」と文章の先頭にユーザー名が記載されてはじまっていましたが、偽物の「Amazonセキュリティ警告」メールでは、私のユーザ名が正しく表示されておらず、以下のようになっています。
迷惑メールの送信者は、私のユーザ名を知っているハズがないので、逃げの手段として「ユーザ名を書かない!」という姑息な手を使ったのかもしれません」。
そしてもう一つが「詳細を表示」ボタンです。
迷惑メールでは「詳細を表示」ボタンが表示されていない
また、本物の「Amazonセキュリティ警告」メールには「詳細を表示」というボタンがありますが、偽物(迷惑メール)では赤〇の箇所のように「以下のリンクをいつでもブラウザに貼り付けて表示できます」という文言とURLが貼り付けられています。
このような表現は非常に怪しいです。
このようなメールの本文は、Amazonに限らず他社でも見たことがないです。
https://www.amazon.co.jpに騙されないこと
さらに「詳細を表示」の箇所ではもう一つ、注意することがあります。
本物アピールのように「https://www.amazon.co.jp」で始まりますと、正しいアドレスを強調していますが、よく見ると、その後ろに「.」が続き「.tb-6cc9ldcrjarhj-rand–launch-neoivill2mevi8qra.shop」というアドレスが表示されています。
このドメインは、Amazonの正規のドメインとは異なる偽物のものです。
こういったURLは、Amazonのサイトを開くのに「https://www.amazon.co.jp」を直接入力している人は「本物」と思ってコピーしてしまう可能性もあるので、注意してください。
Amazonのサイトを開く際には、メールに記載されているURLをコピーして開いたり、リンクをクリックし開いたりせず、必ず自分自身でURLを手動で入力するようにしましょう。
以上が、今回の迷惑メール「Amazonセキュリティ警告 サインインが検出されました」で怪しい箇所と、本物と偽物の違いについての説明です。
セキュリティ警告(まとめ)
今回の「Amazonセキュリティ警告」、本物を知っているだけに、より危険です。
最近の迷惑メールは巧妙になり、悪質さが増しています。
ですので、ボタンを押したり、リンクをクリックする前には、必ず本物であることを確認しましょう。
というか、基本的な行動は「押さない!クリックしない!」です。
また、Amazonの迷惑メールに対する対策方法は、100%被害を回避することができます。
不安を煽るようなメールが届いた場合は、以下の記事を参考にしていただき、対象することをおすすめします。

さらに、今回の迷惑メールはセキュリティ対策ソフトウイルスバスターをインストールしていたので危険サイトとしてチェックしてくれました。
このようなセキュリティ対策ソフトは、月額数百円で端末を守ってくれるため、パソコンだけでなく、スマホなどにもインストールすることをおすすめします。
我が家では子供も含め、全てのパソコン、スマホ、タブレットといった端末にインストールしています。
最後に、Amazonの詐欺に限らず、「詐欺サイトへの誘導」や「TwitterのDMで騙された」といった悪質な詐欺にも注意が必要です。
ほかのインターネット詐欺についても、以下のリンクをご覧いただければと思います。

以上が、今回の「Amazonセキュリティ警告 サインインが検出されました」に関する情報のまとめとなります。
では、また。
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