日課である朝のコーヒータイム中に突然表示された「親愛な Safari ユーザー様」という画面、なんとビジターアンケートというものに答えるとiPhone 11 Proが当たるとのこと。
年始早々、なんてラッキーなんだ!
うっひょー!!!
と、喜ぶことも忘れるほど、私のもとによく訪れるフィッシング詐欺です。
もう新鮮さの欠片もありません。
では今回も、Safari詐欺?Apple詐欺について紹介したいと思います。
親愛な Safari ユーザー様の内容
新年早々に選ばれた「ラッキービジター」画面を紹介します
「親愛な Safari ユーザー様」という書きはじめから始まる画面の全文は以下となります。
貧弱な画面も、書き出しの「親愛な」という言葉からしても怪しさ満載です。
何度も言いますが詐欺サイトの画面ですから、皆さんは「親愛なSafariユーザー様」という画面が開いたら「×」ボタンでさっさと閉じましょう。
この先に進むとアンケートがありますが、答えても賞品なんてもらえず、最悪は情報をとられることになりますので...
ただ、この先の展開が気になる方もいると思いますので、アンケート~賞品画面くらいまでを紹介したいと思います。
ビジターアンケートは合計4問
ではビジターアンケートから書いていきますね。
内容としては「Safari」と「ネット利用」に関するアンケートが合計4問あります。
ビジターアンケートの内容
問1/4 Safariをどれくらいの頻度で使いますか?
問2/4 以前のバージョンのSafariにどれくらい満足していましたか?
問3/4 他に使うブラウザは?
問4/4 どれくらいの頻度でインターネットを利用しますか?
4つのアンケートに答えると、在庫確認などの何かヤッテル風の画面が数秒動きます↓
そして数秒後、賞品を選べる画面が表示されます。
なんと100円で Apple iPhone11 Pro が貰えるらしいです(※嘘ですよ)
私もここから先は押しませんが、「ここをクリック→」を押すとクレジットカード番号入力画面に移るそうです。真面目に答えてしまった方、まだここまでなら大丈夫です。
スグに「×」で画面を閉じましょう!
ここから先に進んでクレジット番号を入れたらアウトですのでご注意を!
注文商品発送メールの怪しい点
ではいつも通り、怪しいポイント(不審な点)を解説していきます。
URLが怪しい「Appleじゃないアドレス」
詐欺サイトや迷惑メールには「あるある」ですが、今回のURLもどこの会社なのかもわからないURLです。というか、会社じゃないね、詐欺だもんね。
今回のURLは「compentition7245.nonamenmnb8」からはじまるURLです。
ちなみに「compentition」は「競争」って意味らしく、「nonamenmnb」は調べても意味がよくわかりません。かなり怪しいアドレスです。
普通なら企業名の文字が入っていると思いますが...
今回であれば「親愛なる Safari ユーザー様」って言うくらいなら「Apple」が運営し、Appleという文字を入ると思う。公式サイトならね。
画面の開き方「突然画面表示」
続きて画面の開き方。
コーヒータイム中にボーっとした頭で何気なく検索していたので、どのサイトを見た時に表示されたのかはっきりわかりませんが、このように突然表示される詐欺サイトの多くは、改ざんされたウェブサイトを閲覧したとき起こります。
このような詐欺は、ユーザーが特定のリンクをクリックした際に、改ざんされているサイトと気付かずに本来とは異なるWebページ(詐欺ページ)に誘導され、フィッシング詐欺やアカウント情報漏えいなどの被害に遭うというものです。
知らないうちに突然開いた!とか、まったく関係ない画面でクリックしたら表示された!なんてときは怪しいと思いましょう。また「プレゼント!」とか「当たります!」とか「おめでとう!」なんて言葉も怪しいと思った方が良いでしょう。
会社名が不明「企業名が書いてない」
このアンケート、Apple社が行っているアンケートなのか、どこかのアンケート会社が実施しているアンケートなのかさっぱりわからない。
普通であれば「〇〇株式会社」などの会社名が画面のどこかに記載されているハズなのに、一切書かれていない。
企業名の書かれていないサイトは信用しないことです。
Chrome版、Firefox版にも注意!
今回の私は「Safari」でしたが「Chrome」や「Firefox」でも同様の詐欺画面が出回っています。
「親愛な Safari ユーザー様」というキーワードだけではなく「親愛な Chrome ユーザー様」や「親愛な Firefoxユーザー様」といった、違うブラウザの類似詐欺にも注意しましょう。
Google、Amazon、Line、NTT、日本郵便、佐川急便...と、誰でも知っている大企業なら詐欺サイトがあって当たりまえなので、おいしい話はまず疑いましょう。
最後に「詐欺」記事の紹介
では最後にまとめと詐欺記事の紹介をして終わりたいと思います。
詐欺に遭わないようにするには、喜ぶ前に「調べる!」です。
最近、この手の詐欺は私を含め、多くの人がTwitterやブログで情報拡散しています。それらのネットの情報を有効利用し、詐欺の手口などを覚えていくと詐欺の被害に遭わなくなると思います。
また、パソコンだけではなく、タブレット、スマホにもセキュリティソフトをインストールして守ることをオススメします。最近ではウイルスソフトもパソコン以外の端末(スマホ、タブレット)に対応しています。
私はセキュリティソフトをインストールしていたので、過去にウイルス検知されたことがあります。

サイバー犯罪相談窓口を利用
もし万が一にも「サイバー犯罪に巻き込まれてしまった」とか「相談をしたい」と思う方、警察サイトに都道府県別のサイバー犯罪相談窓口も設けられているので、困ったら相談しましょう↓
私の記事により、一人でも詐欺の被害に遭う人が減れば幸いです。
では、また。
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