PCの高速化

低スペックの重いPCをWindowsの設定変更で軽くする4つの方法!

Windowsパソコンのスペック不足を解消 PCの高速化
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低スペックで動作が重い格安PCでも、Windowsの設定を変更することで軽くなり、ちょっとだけ快適に使えるパソコンになります。

私は少し前に格安パソコンを購入しました。

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初期セットアップが完了した後、「ちょっとネットで動画を見て休憩しようかな~」とキーボードから文字を入力すると、ソフトを何もインストールしていないのに、文字がワンテンポ遅れて画面に表示されるほど、パソコンの動作が重い状態でした。

最初は、自分が格安パソコンを選んだのが悪いのかなと、一瞬あきらめモードになりましたが、格安でもお金を払っているパソコンなので、無駄にはしたくありません。

そこで、少しでも動作を軽くして快適に使えるようにするため、Windowsの設定をいくつか変更してみました。

すると、それなりに使えるパソコンに生まれ変わりました。

格安PCが遅いのは当たり前とあきらめている方、実はWindows10の設定を少し変更するだけで、低スペックのパソコンでも軽く動作するようになり、、ブログなどの使用には快適に使えるようになるのです。

この記事では、実際に私が行ったパソコンを軽くするために行った4つのWindows10の設定変更について、変更内容、変更前後の動作の違いなどを、厳選して紹介します。

もし、この記事の内容だけでは物足りず、さらなる高速化を望まれるなら、以下のような本を購入することで、さらに細かな設定変更が可能です。

そうすれば、PCをさらに軽くすることができます。

限界までの高速化を望まなくても、以下の内容でも十分な効果を実感できると思います。

低スペックのパソコンを購入して軽くしたいとお困りの方、参考になれば幸いです。

 

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PCを軽くする前後の状態を比較

まず、今回のWindows10の設定変更がどのくらい効果があったのか、比較して紹介します。

比較は、Windows10をインストールした後、まだアプリケーションを一切インストールしていない状態で行ったものです。

体感速度・体感性能の比較結果

最初に「キーボードから入力した値が遅れて画面に表示される!」という症状に直面しましたが、他にもいくつかの問題がありました。

Windows10の設定変更前後の体感速度やパフォーマンスの違いをまとめると、次のような体感速度の違いが現れました。

軽くする前 軽くした後
起動した直後の状態 数分間、重くて使えない 20秒くらいで軽くなる
GoogleChromeの利用 タブを9個開くのが限界 9個以上のタブが開く
入力値の画面表示速度 1~2秒遅れて表示される 表示が遅れない

起動直後の動作の重さや、ブラウザで開けるタブ数については我慢できるかもしれませんが、入力文字の表示が遅れるのは我慢できないものでした。

ブログ更新すら、まともに行えません。

もちろん、体感速度やパフォーマンスが悪いことから、CPUやメモリの使用状況も言うまでもありません。

CPUやメモリ使用状況の比較結果

Windows10の設定を変更する前後の、CPUとメモリの使用状況の違いをまとめました。

まずは、Windows10の設定変更前のタスクマネージャーの状態です。

Windows10のタスクマネージャー(設定変更前)

設定変更前の状態では、CPU負荷は起動後2分以上にわたり50%~100%の範囲で推移し、メモリ使用量も起動直後から60%以上を占める状態でした。

そして、Windows10の設定変更後のタスクマネージャーの状態は以下の通りです。

Windows10のタスクマネージャー(設定変更後)

設定変更後は、CPUの負荷が数十秒後に安定し、メモリ使用量も半分以下(約40%)に抑えられました。

効果についての紹介はここまでです。

では、Windows10の高速化には、さまざまな設定がありますが、今回は私が設定変更した「効果の大きい変更のみ」を4つ紹介します。

なお、冒頭でも少し書きましたが、最速の高速化設定を求めるなら、書籍などを参考にして下さい。

以下が、私の行った設定変更の紹介です。

 

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低スペックPCを軽くする変更4つ

以下に、低スペックPCを軽くするための4つの変更内容を一つづつ順番に説明します。

視覚効果をオフにして高速化

Windows10の初期設定では、見た目をキレイにするいくつかの視覚効果が適用されていますが、これらは低スペックなPCでは大きな負荷となります。

  • 背景が透けて見える透明効果
  • ウィンドウの最大化・最小化時のアニメーション
  • ディスクトップのアイコンに影をつける

そこで、パフォーマンスを向上させるためにこれらの視覚効果をオフに設定します。

設定変更の手順は以下の通りです。

  1. 「スタート」を右クリックし「システム」を選択します
  2. 表示されたバージョン情報画面で「システム情報」を選択します
  3. システム情報画面の左上にある「システムの詳細設定」を選択します
  4. システムのプロパティ画面が表示されたら、詳細設定タブの「パフォーマンス」にある「設定」ボタンをクリックします
  5. パフォーマンスオプション画面で「パフォーマンスを優先する」を選択します
    Windows10の視覚効果を「パフォーマンスを優先する」に変更
  6. 最後に「適用」「OK」を押下すれば変更が完了します

もし一部の視覚効果を残したい場合は「パフォーマンスを優先する」を選択した後、残したい項目にチェックを入れることで個別に設定変更することもできます。

たとえば、以下のような一部の視覚効果を残したい場合、

  • スクリーンフォントの緑を滑らかにする
  • ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する

設定変更の方法「5.」で「パフォーマンスを優先する」を選択し、残したい項目にチェックを入れて「6.」の手順を行えば、個別に設定することができます。

私は後から再度変更できると思い、すべての視覚効果をオフにしました。

スタートアップ無効でメモリ節約

Windows 10の初期設定では、いくつかのアプリケーションが起動時に自動で準備されるように設定されています。

しかし、使わないアプリケーションが自動的に準備(起動)されると、メモリの無駄遣いになってしまいます。

そこで、使わないアプリケーションをスタートアップ時に起動させないように設定変更することで、メモリを節約できます。

私が今回停止したアプリは、インストール直後ということもあり、以下のみです。

  1. Microsoft One Drive

Microsoft-One Driveは、

クラウド上に用意された自分専用のデータ保存場所にさまざまなデータを自由に無料で保存できるサービスです。

便利な機能ではありますが、私は古い人間なので「クラウド上に個人情報を保存する」という点に不安を感じているため、利用しません。

したがって、スタートアップ時に自動実行されても無駄にメモリを消費するため、OneDriveを無効に変更しました。

設定変更の手順は以下の通りです。

  1. 「スタート」メニューから「設定(歯車マーク)」を選択します
  2. Windowsの設定画面が表示されたら「アプリ」を選択します
  3. アプリと機能画面が表示されたら「スタートアップ」を選択します
  4. スタートアップさせたくないアプリケーションを「オフ」に変更します
    Windows10のスタートアップを「Microsoft One Drive」をオフに変更

上記の画面では、「スタートアップの影響」として大中小の影響度も情報として表示されていますので、その情報を参考にして、影響度の大きい不要アプリを「オフ」にすることで、より大きな効果が期待できます。

不要アプリ削除でディスク節約

次の方法は、パソコンの動作を軽くするためではなく、ディスク容量を節約するための方法です。

格安パソコン「Ideapad Slim150」のように、ほとんど不要なアプリケーションがインストールされていない場合は良いですが、量販店で購入するパソコンだと「家計簿」や「年賀状」ソフトなど、利用しないアプリケーションが多くインストールされていることがあります。

使わないソフトウェアはディスク容量の無駄遣いになるため、削除することで空き容量を増やすことができます。

私が今回削除したアプリは以下の通りです。

  1. Skype
  2. Xbox Live
  3. Xbox Game Bar
  4. Xbox 本体コンパニオン

無料通話やチャット用のコミュニケーションツールであるSkype、ゲーム関連のアプリであるXboxは私が使用しないため、格安パソコンのディスク容量が少ないこともあり、これらを削除することにしました。

削除手順は以下の通りです。

  1. 「スタート」をクリックし「設定(歯車マーク)」を選択します
  2. Windowsの設定画面が表示されたら「アプリ」を選択します
  3. アプリと機能画面が表示されたら「消したいアプリケーション」を選択します
  4. 「アンインストール」ボタンが表示されたら、それを押下し削除します
    Windows10のアプリと機能より「アンインストール」をクリック

ただし、一部のアプリケーションについては上記の方法では削除できない場合もありますので、必要に応じてコマンドを使用して削除します。

今回は「Xbox Game Bar」がコマンドにより削除するアプリケーションだったので、有限工房さんのサイトを参考にしてアプリケーションを削除しました。

バックグラウンド変更で電力節約

最後に、バックグラウンドで実行されるアプリを「オフ」にすることで、消費電力を節約しました。

バックグラウンドで実行されるアプリは、使用していないときでも情報の受信や通知を許可し、常に最新の状態を維持するためのアプリが指定されています。

初期設定ではすべてのアプリが「オン」になっています。

私は、バックグラウンドで実行しておかなければアプリが使えないわけではないので、何も考えずにすべて「オフ」に設定しました。

設定変更の手順は以下の通りです。

  1. 「スタート」をクリックし、「設定(歯車マーク)」を選択します
  2. Windowsの設定画面が表示されたら、「プライバシー」を選択します
  3. プライバシー画面が表示されたら、「バックグラウンドアプリ」を選択します
  4. バックグラウンド実行させたくないアプリケーションを「オフ」に変更します
    Windows10のバックグラウンドアプリより「オフ」に設定変更
    ※すべてのアプリを一括で「オフ」に設定する場合は、画面上部の赤枠の箇所で簡単に変更することができ、個別に「オフ」設定する場合は、アプリケーションごとに「オフ」を指定してください

 

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低スペックPCを軽くする(まとめ)

動作を軽くする最も手っ取り早い方法は、各部品(CPU、メモリ)を交換して性能を向上させることです。

しかし、今回のような格安パソコンでは、メモリ、CPU、ディスクなどがオンボードタイプであり、交換や増設ができないものが多いです。

今回のWindows 10の設定変更は、画像編集やネットゲームなどを行うような高スペックなパソコンを使用している人には必要のない設定変更かもしれません。

しかし、ブログやネットサーフィンなど限られた用途のために格安パソコンを購入した人には有効な設定変更です。

CPUやメモリの負荷を軽減するためのWindows 10の設定変更(※高速化方法)は他にも多く存在しますが、今回は特に効果の大きい変更を選んで紹介しました。

もし、私と同様に低スペックなパソコンを購入して「使えない!」と悩んでいた方、この記事が少しでも参考になったのであれば幸いです。

では、最後に。

遅いパソコンに関しては、過去に古いパソコンのSSD換装についても取り上げていますので、よかったら以下のリンクもご覧ください。

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また、ブログやちょっとした株取引程度の使用であれば、Chromebookのパソコンを選ぶことも一つの選択肢かもしれません。

以下のリンクもご参考ください。

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ではまた。

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