低スペックの遅いパソコンはWindows10の設定を変更して快適に!
低スペックな格安パソコンもWindows10の設定変更で快適に使えるようになる!
買ったばかりのWindows10パソコンでソフトも入っていないはずなのに、キー入力した値がワンテンポ遅れて表示されるほど遅い!格安パソコンなのでしょうがないかもしれないが、それにしても...
そこで「少しでも快適に動作するようにならないか?」と思いWindows10の初期設定をちょこっとイジったら、なんとか快適に動作するようになりました。
格安パソコンは遅くて当たり前!
と あきらめている方、使えないくらい遅いパソコンでもWindowsの設定変更を買ったばかりの状態から少しだけ変更することで快適に使えるようになります。実際に体感できるほど効果のある変更のみまとめましたので、よかったら参考にしてください。
(結果)設定変更する前と後
まずは、買ったばかりの不満だった点と、Windows10の設定を変更した後の結果についてまとめました。
状態を表にまとめると、以下ような感じです。
動作 | 設定変更前 | 設定変更後 |
起動直後状態 | 数分間重くて使えない | 20秒くらいで軽くなる |
GoogleChromeの利用 | タブ9個が限界 | 9個以上のタブが開く |
キー入力値の画面表示速度 | 1~2秒遅れる | 遅れない |
設定変更前は買ったばかりの状態でソフトも入れてないのに、CPU、メモリ共に高負荷(高使用)の状態。それが原因でキー入力に影響があり、ブログ更新程度の利用すらまともに使えない。
これは、タスクマネージャーの状態を見ると明らかです。
設定変更前の状態▼
設定変更後の状態▼
赤四角の箇所を見てわかるように、変更前は起動時のCPU負荷が50%~100%の状態で2分以上続き、メモリについては起動時点で60%以上使用されていました。
そんな状態も、設定変更後はCPUが数十秒後に安定するようになり、メモリの使用状況も40%まで低下しました。
では、使えないパソコンが最低限使えるようになった「Windows10 設定変更点」について書いていきたいと思います。
4つの効果的なWindows10設定変更
動作を軽くする一番の方法は、各部品(CPU、メモリ)の性能を上げることですが、今回のような格安パソコンでは、メモリ・CPU・ディスクなどがオンボードタイプになっており交換・増設ができないことも多い。
そこで、そんなパソコンでも最低限使えるレベルにするWindows10の設定変更についてまとめました。
買ったばかりのパソコンは「視覚効果」「起動時の使わないアプリの起動」「バックグラウンド処理」などがフルに設定されており、非力なパソコンでは負荷がかかってしまいます。
見た目(視覚)効果なんていらない!
最低限、使えるレベルにしたい!
と思う方は、参考にしてください。
①視覚効果をオフにして高速化
Windowsには意識しないと気付かない「キレイに見せるための視覚的な効果」が、いくつも施されています。
- 背景が透けて見える「透明効果」
- ウィンドウの最大化・最小化時の「アニメーション」
- ディスクトップのアイコンに影をつける
などです。
こんな視覚効果も裏ではプログラムが実行されており、低スペックなパソコンでは大きな負荷となります。
そこで、見た目よりパフォーマンス重視という方は、視覚効果を「すべてオフ」に設定すると効果大です。
◆設定変更の方法
- 「スタート」を右クリックし、リストから「システム」を選択します
- バージョン情報画面が表示されたら、関連設定の「システム情報」を選択します
- システム情報画面の左上にある「システムの詳細設定」を選択します
- システムのプロパティ画面が表示されたら、詳細設定タブのパフォーマンスにある「設定」ボタンをクリックします
- パフォーマンスオプション画面で「パフォーマンスを優先する」を選択します
- 最後に「適用」「OK」を押下すれば変更完了です
設定変更により、画面の視覚的な要素が大きく変化します。
もし以下のように、一部の視覚効果を残したい場合、
- スクリーンフォントの緑を滑らかにする
- ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
そんな時は「5.」の「パフォーマンスを優先する」を選択後、残したい項目にチェックを入れて進んでください。
※私は、気になるようであれば後から再度変更できるため「すべてオフ」に設定しました。
②スタートアップ無効でメモリ節約
Windows10の初期設定では、いくつかのアプリケーションが起動時に自動で準備されるように設定してあります。
使用するアプリケーションなら問題ないのですが、使わないアプリケーションの場合、メモリの無駄遣いとなってしまいます。
そこで、使わないアプリケーションをスタートアップ時に起動させないように設定するとメモリ節約の効果大です。
◆使わないアプリケーション
私が今回「利用しない」と判断したアプリは以下です。
- Microsoft One Drive
Microsoftの「One Drive」とは
クラウド上に用意された自分専用のデータ保存場所に、さまざまなデータを自由に、無料で保存できるサービス。
使うと便利なのですが古い人間なので「クラウド上に個人情報を保存する」という点に不安があり利用していません。そのため、スタートアップ(起動時)に自動実行されても無駄にメモリを消費するだけなので無効に変更します。
◆設定変更の方法
- 「スタート」より「設定(※歯車マーク)」を選択します
- Windowsの設定画面が表示されたら「アプリ」を選択します
- アプリと機能画面が表示されたら「スタートアップ」を選択します
- スタートアップさせたくないアプリケーションを「オフ」に変更します
上記画面では「スタートアップの影響」も表示されているので、その情報も参考にして「オフ」にすると効果的です。
③不要アプリ削除でディスク節約
こちらは「動作を軽くする」という目的ではなく、少ないディスク容量を節約する方法です。
今回購入した「Ideapad Slim150」には不要なアプリケーションがほとんどインストールされていませんが、量販店で購入するパソコンでは、家計簿、年賀状などのアプリがインストールされていることも多いと思います。
使わないソフトであれば、ディスク容量の無駄遣いになるので削除すれば、空き容量を増やすことができます。
◆使わないアプリケーション
私が今回「利用しない」と判断したアプリは以下です。
- Skype
- Xbox Live
- Xbox Game Bar
- Xbox 本体コンパニオン
◆設定変更の方法
- 「スタート」をクリックし「設定(※歯車マーク)」を選択します
- Windowsの設定画面が表示されたら「アプリ」を選択します
- アプリと機能画面が表示されたら「消したいアプリケーション」を選択します
- 「アンインストール」ボタンが表示されたら押下し削除します
ただし、一部のアプリケーションについては上記の方法にて削除を行うことができません。
必要であれば、コマンドにより削除を行います(※有限工房さんのサイトを参考にさせていただきました)
※私の場合「Xbox Game Bar」が、コマンドにより削除するアプリケーションでした。
④バックグラウンド変更で電力節約
バックグラウンドで実行されるアプリを「オフ」にすると、消費電力を節約することができます。
この設定は「使用していない時でも情報の受信や通知を許可し常に最新の状態を維持できるようにする」アプリが指定されています。初期ではすべてのアプリが「オン」になっています。
今回の私はすべて「オフ」に設定を変更しました。
◆オフ対象のアプリケーション
- 全て
◆設定変更の方法
- 「スタート」をクリックし「設定(※歯車マーク)」を選択します
- Windowsの設定画面が表示されたら「プライバシー」を選択します
- プライバシー画面が表示されたら「バックグラウンドアプリ」を選択します
- バックグラウンド実行させたくないアプリケーションを「オフ」に変更します
すべてのアプリを「オフ」に設定する場合、画面上部の赤枠箇所で一括オフで簡単に変更できます。個別で行う場合は、アプリケーション毎に「オフ」設定してください。
最後に
今回のWindows10の設定変更は、画像編集やネットゲームなどを行う高スペックなパソコンを使う人には必要ないかもしれませんが、ブログとネットサーフィンだけだから...と、非力(低スペック)なパソコンを購入した人には有効です。
他にも、CPU、メモリの負荷を下げるWindows10の設定変更は数多くありますが、その中でも「効果の大きい変更」だけチョイスして紹介しました。私と同様に、低スペックなパソコンを購入して「使えない!」と悩んでいた方の参考なったのであれば幸いです。
ではまた。
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