またまた怪しい警告!
「iPhoneでウイルスが検出され、バッテリーがダメージを受けている可能性がある」というものです。
今回は、少し前に遭遇した「秒数カウント」で焦らせるタイプの偽警告なので、焦らずに対処しましょう。
警告の出るページを特定できた
新型コロナウイルスの影響で最近、運動をしていないため家の近くにある公園を調べていた。
そんなときに遭遇したのが「バッテリーが感染しダメージを受けている可能性があります」の偽警告。
今回は、いつものように「どのページを見ていた時に警告表示されたのかわからない?」という状況ではなく、見ていたページもわかり、さらに言えば、何度も再現ができた。
そこで、
- いろんな端末(OS)で開くとどうなるか?
- ウイルスソフトは有効なのか?
など、いろいろ試してみました。
偽警告の怪しい箇所を解説
ではいつも通り「iPhoneでウイルスが検出されており、バッテリーが感染しダメージを受けている可能性があります」の偽の警告画面について、怪しい箇所を書いていきたいと思います。
URL”originalsecurecn.com”
先ほど「警告の出るページを特定できた」のところで少し書いたように、今回は警告が出るページが特定できていた。
ただ現象を書くと、
以下の「originalsecurecn.com」というページに、公園のページより勝手に飛ばされているような感じの動作をしました。
あまり詳しくはないのですが、どうやら「マルウェア」という悪意のあるプログラムにより起こる動作のようです。
画面には「デバイスが感染しており、サイバー攻撃やデータ窃盗の被害を受けやすくなっています!iPhoneを保護するには、下のボタンを押してください」という「閉じる」ボタンが押せるだけの怪しい画面が表示されます。
”originalsecurecn.com”
その後、画面が移動すると、以下のような文章が書かれています。
お使いのiPhoneで(7)個のウイルスが検出されており、バッテリーが感染しダメージを受けている可能性があります。
今すぐマルウェアを除去しないと、デバイスがさらにダメージを受ける原因になります。
修復する方法:ステップ 1: 下のボタンをタップして、AppStoreから推奨されるウイルス保護ツールを無料でインストールします。
ステップ 2: アプリケーションを実行し「今すぐ無料で開始」ボタンを押し、マルウェアをすべて除去して携帯電話を完全に修復します。
0 分 30 秒ダウンロードしてインストール
絶対に↓の画面が出てもApple社が出している警告ではないので、やることはただ一つ「ブラウザを終了する」ことです。
詐欺に多いカウントダウン
怪しいサイト、詐欺サイトなどでよく見る手口が「カウント表示で焦らせる」方法。
今回の偽警告画面でも使われていました。
本当に「Appleが警告」表示しているなら、カウンターで焦らせる必要なんて全くない!
カウントダウンする画面が開いたときは怪しいと思って、ほぼ間違いない!

セキュリティソフトの効果
先に少し書きましたが、今回、どのサイトを開いた時に偽警告表示が出るのかがわかっていたので、セキュリティソフトで「守られているのか?」ということを試したくなった。
無駄にお金を払っているのかも...なんて事がないことを祈りながら...。
ちなみに私の利用しているセキュリティソフトはこちら「ウィルスバスター」というソフトです。
詐欺サイトとして検知された
端末をiPhoneからウイルス対策ソフトのインストールされているパソコンに変えて、偽警告が出たページを再度表示してみると、問題サイトで「詐欺サイト」として検知されました。
お金を払ってインストールしておいて正解です。
さすがウイルスソフトです。
今後はiPhone用のライセンスも追加購入しないと...。
詐欺「偽警告画面」の目的
今回の偽警告画面は、これまで私のもとに訪れた詐欺とはチョットだけ違うタイプ。
これまでは、フィッシング詐欺目的が多かったが、今回はダウンロードによる課金目的...?
偽警告画面のダウンロードボタンを押すと、App Storeの「Astro VPN -Best Proxy」というソフトのダウンロードへ移動。
今回の怪しい警告は、アプリインストール後の課金が目的なのかもしれないです。
詐欺っぽい手口には変わりないが...。
ウイルス対策は無駄じゃない
最後に。
今回の偽警告画面は、セキュリティーソフトをインストールしていれば遭遇しなかった。
試しに行った「セキュリティソフトのウイルス検知」見事に成功しましたので、お金を払って契約する気になりました。
今後も私のもとに訪れた詐欺サイト・詐欺メールの情報は追加していきますので、参考になれば幸いです。
ではまた。
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