ちょっと前に買った激安パソコン「Lenovo ideapad Slim 150」でブログを書いていると、チョットした違和感を感じました。
はじめは、宅内のネットワーク環境の調子が悪いのかな?と思っていたのですが、違う原因と判明。
なんと、F7、F8キーでカナ変換をしようとしたら、いつもなら入力文字がカナ変換されるところが「機内モード」になってしまい変換できないではありませんか。
最近は、本体サイズもキータッチ感も気に入り、ブログ更新用の利用頻度が高い端末になっている。
こんな状態では「使い勝手が悪すぎる!」と思い調べてみると、パソコンの設定変更が必要でした。
F7、F8で文字変換ができない
デフォルト設定がこれまでとは逆
起きている現象としては、F7・F8キーだけではなく、よく使うファンクションキー(※F6~F10)がすべて、これまで使っていたパソコンとは異なる動作をしていました。
その動作の違いを利用頻度の高い文字種変換キー(※F6~F10)で説明をすると、これまではF7を押下すると「入力文字がカナ文字に変換される」という動作をしていたのに、なんと「機内モードを有効にしてWifiが切断される」といった動作をしていました。
最悪なのはF9キーです。
F9は「全角英数へ変換される」という動作だと思って押すと「画面をロックしてログイン画面に戻る」といった動作をし、ブログを書いている最中にログイン画面へ戻されてしまいます。
Lenovo ideapad Slim 150の買ったばかりの初期設定動作をファンクションキー(※F6~F10)ごとにまとめると以下です。
キー | ファンクションキー単独の動作 | 「Fn」キーと同時押下の動作 |
---|---|---|
F6 | タッチパッドの有効/無効 | ひらがなへ変換 |
F7 | 機内モードを有効/無効 | カタカナへ変換 |
F8 | 内蔵カメラを有効/無効 | 半角へ変換 |
F9 | 画面をロック | 全角英数へ変換 |
F10 | コンピュータと外部表示デバイスの間で、表示を切り替え | 半角英数へ変化 |
簡単に言えば、これまで使ってきたパソコンの動作と真逆。
これまで使ってきたパソコンでは、文字種変換(※カナ変換など)したいときは、わざわざ「Fn」キーを押す必要がなく「F7」キーなどを単独で押せば変換できた。
あまり利用しない動作(※上記表の「ファンクションキー単独の動作」)については「Fn」キーと「F7」キーなどを一緒に押して操作する。
それが、利用頻度の高い動作(※文字変換の動作)側を、余分な「Fn」キーを一緒に押さなければ文字変換ができない!という、なんとも使い勝手が悪い状態です。
パソコン(BIOS)の設定で変更
さすがにブログを書いているときに何度の何度もログイン画面に戻されるので我慢できず、Lenovoサポートで調べてみると、ファンクションキーの動作を逆に変更できることがわかりました。
ただ、その変更方法はWindows10の画面上で設定変更することができず、Windowsが立ち上がる前のBIOSで設定を変更する必要がありました。
では、私がF7・F8キーなどをこれまで通りに使えるようにした手順について「BIOSってなに?」という方もいるかもしれないので、補足しながら説明したいと思います。
①BIOSを起動する
まずは、BIOSを起動します。
BIOSとは
パソコンなどの主基板(マザーボード)などに格納されたコンピュータプログラム(ファームウェア)の一種で、起動時のOSの読み込みや、接続された装置・機器に対する基本的な入出力制御などを行っているもので、どんなパソコンにもBIOSはあります。
BIOSの起動方法は、機種やBIOSの種類によっても異なるためマニュアルを参照してください。
ちなみにLenovoでは、以下の5種類の方法でBIOS画面を起動することができます。
- ファンクションキーから BIOS を起動
- Novo ボタンから BIOS を起動
- Windows 10から BIOS を起動
- Windows 8/8.1から BIOS を起動
- 「Shift」 + マシンの再起動で BIOS を起動
参考:Lenovoサポート「推奨する BIOSの起動方法 – ideapad」
注)ideapad Slim 150では推奨する方法でBIOS起動ができない
Lenovoのサポートページには「推奨する BIOSにアクセスする方法は、ファンクションキーです。」と記載があったので、電源ONした後にファンクションキー(※F2)を押してBIOSを起動させようとしたのですが、Lenovo ideapad Slim 150は推奨方法でBIOS画面は起動できませんでした。
ideapad Slim 150は、以下の方法でBIOSを起動できます。
「Shift」 + マシンの再起動で BIOS に入る (Windows 8/8.1/10)
Lenovoでも型番により起動方法が異なる様なので、起動できないときは他の方法でいろいろ試してみると見つかります。
②BIOSで「Hotkey Mode」を変更
BIOSが起動したらBIOS画面上にて以下の操作にて設定を変更します。
設定変更の手順
- BIOS メニューで、「Configuration」タブを選択
- 「Hotkey Mode」を選択して「Disabled」に設定
- BIOS メニューで「Save」して「Exit」
今回の私と同じBIOSであれば、Lenovoサポートページにイメージ画像がありますので、位置がわからない方は、以下を参照↓
Lenovoサポート「ファンクションキーの機能をFnキー押さずに有効にする方法」
F7でカナ変換できるようになった
BIOSの設定を変更したことにより、今まで利用していたパソコンと同じようなファンクション動作をするようになりました。
キー | ファンクションキー単独の動作 | 「Fn」キーと同時押下の動作 |
---|---|---|
F6 | ひらがなへ変換 | タッチパッドの有効/無効 |
F7 | カタカナへ変換 | 機内モードを有効/無効 |
F8 | 半角へ変換 | 内蔵カメラを有効/無効 |
F9 | 全角英数へ変換 | 画面をロック |
F10 | 半角英数へ変化 | コンピュータと外部表示デバイスの間で、表示を切り替え |
ついでに、F6~F10までのファンクションキーでどのように文字変換されるのか?をまとめておきたいと思います。
F6~F10の文字種変換まとめ
以下の動作は「ふぁんくしょん1」という文字を入力し、その後にF6~F10キーを押すとどのように文字が変換されるのか?をまとめたものです。
キー | 動作説明 | 変換された文字 |
---|---|---|
F6 | ひらがなへ変換 | ふぁんくしょん1 |
F7 | カタカナへ変換 | ファンクション1 |
F8 | 半角へ変換 | ファンクション1 |
F9 | 全角英数へ変換 | fankusyon1 |
F10 | 半角英数へ変化 | fankusyon1 |
最後に
3万円弱で買った格安パソコン「Lenovo ideapad Slim 150」でしたが、サイズ感、キータッチ感が気に入り、いまではブログ専用機になって大活躍しています。
はじめはスペック不足による重さ、今回は思い通りに文字変換できない使い勝手の悪さ...それらがすべて解決し、現在では入力ミスも無くなり、十分満足できるパソコンになりました。

Lenovoパソコンは、クーポンを利用して買うと半額近くで買うことができるので予算の少ない方にはオススメのパソコンです。
もし私のようにブログ専用などの格安パソコンを探しているなら、Lenovoクーポンを利用して半額で購入した体験記事がありますので、参考にしていただければと思います。

あと、興味があれば古いパソコンを劇的に早くする方法も...

ではまた。
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