新しく買った激安パソコン「Lenovo ideapad Slim 150」でブログを書いていると、キーボード入力でチョットした違和感を感じました。
いつも使うパソコンだと入力文字をカタカナにしたいときは「F7」を押せば変換できるのに、新しく買ったパソコンだとF7キーを押すと「機内モード切替」となってしまい、入力文字がF7でカタカナにならない!
はじめはネットワーク環境の調子が悪いのかな?と疑ったりしたが、そういうわけでもない。
新しく買ったパソコンは本体サイズもキータッチ感も気に入り、ブログ更新で利用する頻度が高くなっています。
F7キーでカタカナにならないことや、F8キーで半角にならない状態は、かなり使い勝手が悪い!
調べてみると、パソコンの設定を変更すれば解決することがわかりました。

新しく買ったLenovoパソコンでファンクションキーによる文字変換ができない!と悩んでいる方、解決方法を紹介します。
F7でカタカナにならない理由!
動作についてもう少し説明すると、文字変換動作がおかしいのはF7、F8ファンクションキーの変換だけでなく、F6~F10ファンクションキーのすべての文字変換で、これまで使っていたパソコンと違う動作をします。
中でも最悪なのはF9キーです。
F9キーは「入力文字を全角英数へ変換」したいときに押すファンクションキーですが、そう思って押すと「画面をロックしてログイン画面に戻る」という動作をします。
ブログを書いている最中に何度ログイン画面へ戻されたことか...
そこで、10年前に買った同じLenovoのパソコン「SSD換装したLenovo G560」で出来ていることが、新しく買った「ideapad Slim 150」で出来ないのには何か理由があるハズだ!?と調べてみると、原因が判明しました。
初期のファンクション設定が問題
原因はパソコンの初期設定で、初期のファンクションキー設定は以下の様になっています。
キー | ファンクションキー単独の動作 | 「Fn」キーと同時押下の動作 |
---|---|---|
F6 | タッチパッドの有効/無効 | ひらがなへ変換 |
F7 | 機内モードを有効/無効 | カタカナへ変換 |
F8 | 内蔵カメラを有効/無効 | 半角へ変換 |
F9 | 画面をロック | 全角英数へ変換 |
F10 | コンピュータと外部表示デバイスの間で、表示を切り替え | 半角英数へ変化 |
設定内容を一言でいえば、ファンクションキーの動作がこれまで使ってきたパソコンとは逆の設定になっているということです。
これまで使ってきたパソコンで文字種変換(※カタカナ変換など)する時には、わざわざ「Fn」キーを同時に押す必要はなくファンクションキー(※F7など)を単独で押せば文字が変換できた。
そのかわり上記表の「ファンクションキー単独の動作」をさせたいときには「Fn」キーと同時にファンクションキー(※F6〜F10)を押す必要があった。
Lenovo ideapad Slim 150の初期設定では、利用頻度の高い側の操作(※文字変換)を「Fn」キーを同時に押し、利用頻度の低い側の操作(※機内モードの切替等)をするときは単独でOKという、かなり使い勝手の悪い初期設定になっている。
使い勝手が悪い!と思うのは、ファンクションキーで文字変換する日本人だけだと思うが...
F7、F8で変換できない!問題を解決する2つの方法
使い勝手の悪さ、日本人好み?私好みに変更する方法があるので紹介します。
Lenovoパソコンに限って言えば方法は2つです。
- BIOSで変更する方法
- Lenovo Vantageで変更する方法
では、それぞれの変更方法を説明します。
BIOSで設定変更する方法
まず一つ目の方法がBIOSで設定変更する方法です。
私はコチラで変更を行いましたが、BIOSでの設定変更はいつものWindows画面ではなく、馴染みのないBIOSというプログラム画面上での変更です。
BIOSじたい知らない方もいるかと思うので、ファンクションキーの設定変更した手順と合わせて「BIOSとは?」などを補足しながら説明します。
①BIOSの起動方法について
まずは「BIOSの起動方法」です。
BIOSとは
パソコンなどの主基板(マザーボード)などに格納されたコンピュータプログラム(ファームウェア)の一種で、起動時のOSの読み込みや、接続された装置・機器に対する基本的な入出力制御などを行っているもので、どんなパソコンにもBIOSはあります。
BIOSの起動方法は様々なので、パソコンのマニュアルを確認する必要があります。
Lenovo ideapadシリーズであれば、以下の方法でBIOS画面を起動することができるとのこと。
- ファンクションキーから BIOS を起動
- Novo ボタンから BIOS を起動
- Windows 10から BIOS を起動
- Windows 8/8.1から BIOS を起動
- 「Shift」 + マシンの再起動で BIOS を起動
参考:Lenovoサポート「推奨する BIOSの起動方法 – ideapad」
ただ、ideapad Slim 150は推奨の方法でBIOSを起動できなかった
Lenovoのサポートページで推奨する BIOSへのアクセス方法は「ファンクションキーによる起動」と記載があったので、私は推奨の方法「電源ONした後にファンクションキー(※F2)を押す」でBIOSを起動させようとしたが、Lenovo ideapad Slim 150では推奨方法でBIOS画面の起動ができませんでした。
ideapad Slim 150では、以下の方法でBIOSを起動することができます。
「Shift」 + マシンの再起動で BIOS に入る (Windows 8/8.1/10)
同じLenovoのideapad でも型番により起動方法が異なる様なので、もし推奨方法で起動のできないときは他の方法を試すと起動方法が見つかります。
②BIOS上の設定変更について
BIOSが起動したらBIOS画面上で設定変更を行います。
BIOSでの変更手順
- BIOS メニューで「Configuration」タブを選択する
- 「Hotkey Mode」を「Disabled」に設定する
- BIOS メニューで「Save」して「Exit」する
私の端末と同じBIOSであればLenovoサポートページにBIOSでの変更イメージ画像が載っていますので、メニューの位置などがわからない方は以下を参照ください↓
Lenovoサポート「ファンクションキーの機能をFnキー押さずに有効にする方法」
もし、BIOS設定で設定変更を行うことに抵抗のある方は「Lenovo Vantageで変更する方法」がオススメです。
Lenovo Vantageで変更する方法
Lenovo Vantageとは、Lenovoが提供しLenovoのパソコンにプリインストールされているアプリで、設定をカスタマイズしたり、WiFi セキュリティを改善したり、ドライバーの更新、デバイスの診断など、複数の機能がまとめられた総合サポートアプリとなります。
今回の「F7でカタカナ変換できない」問題も、Lenovo Vantageで変更することが可能です。
Lenovo Vantageでの変更手順
- Lenovo Vantageを起動する
- 画面上部のデバイスから「入力およびアクセサリ」を選択する
- インテリジェント・キーボードの所で「キーボードの最上部行の機能」があるので「F1~F12機能」側を選択する
どちらの方法で変更した結果でも、以下のように動作をするようになりました。
キー | ファンクションキー単独の動作 | 「Fn」キーと同時押下の動作 |
---|---|---|
F6 | ひらがなへ変換 | タッチパッドの有効/無効 |
F7 | カタカナへ変換 | 機内モードを有効/無効 |
F8 | 半角へ変換 | 内蔵カメラを有効/無効 |
F9 | 全角英数へ変換 | 画面をロック |
F10 | 半角英数へ変化 | コンピュータと外部表示デバイスの間で、表示を切り替え |
設定変更の説明はこれで終わりです。
ここからは簡単ですが、F6~F10のファンクションキーで文字がどのように変換されるのか?もついでに紹介します。
F6~F10での文字変換動作まとめ
以下は「ふぁんくしょん1」という文字を入力した後にF6~F10のファンクションキーを押すと、文字がどのように変換されるのかをまとめた一覧です。
キー | 動作説明 | 変換された文字 |
---|---|---|
F6 | ひらがなへ変換 | ふぁんくしょん1 |
F7 | カタカナへ変換 | ファンクション1 |
F8 | 半角へ変換 | ファンクション1 |
F9 | 全角英数へ変換 | fankusyon1 |
F10 | 半角英数へ変化 | fankusyon1 |
本記事を見ているということはファンクションキーを使って文字変換する方ばかりだと思うので、こんな説明は不要でしたね。
最後に
3万円弱で買った格安パソコン「Lenovo ideapad Slim 150」ということもあり、当初はスペック不足により動作が重くて苦労、そして今回は文字変換が思い通りにできずに苦労...

しかし、それらがすべて解決した今ではブログ専用機として大活躍しています。
今回の件は海外パソコンならではのことかもしれませんが、BIOSで簡単に解決するなら何の問題もありません。
Lenovoはクーポンを利用すると半額以下で買えることもあるパソコンなので、私のようにブログ専用に格安パソコンを探しているならLenovo購入体験談が参考になるかもです。

あと、興味があれば古いパソコンを劇的に早くする方法も...

ではまた。
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