職場の端末も家の個人端末と同じようにフリーのランチャーをインストールし、よく使うアプリを簡単に起動できるようにしたい!と思っても、最近はセキュリティの観点から難しいと思います。
そんな時にはWindowsに標準搭載されているランチャー機能です。

Windows10の標準機能のランチャーならインストールも不要なので、職場の端末やフリーソフトのインストールに不安がある方にオススメです。
では、私が自宅や職場で設定しているランチャーのフォルダや設定手順などを紹介します。
Windows標準のランチャー機能
正確にはランチャーではなくランチャー的機能ですが、インストールせずにランチャーの様にWindows標準機能で様々な機能を素早く起動できるようにすることが設定可能です。
ランチャー的機能「ツールバー」
その機能がWindows10では「ツールバー」です。
Windows Vistaまではスタートメニューに「クイック起動(Quick Launch)」という機能が用意されていたが、Windows7以降ではなくなりました。
ただ、設定は残されているので復活?させることが可能です。
ツールバーを使うメリット
ツールバー(※クイック起動)を使うメリットを紹介すると以下のようなことがあります。
- デスクトップにアイコンがたくさんあっても探さなくてイイ
- 開いている画面を最小化(閉じる)する必要がない
- ダブルクリックではなくクリックで起動できる
大きくは上記のようなことです。
ツールバーを使わずデスクトップにショートカットを作成しても良いのですが、私が職場で使っているパソコンはデスクトップにアイコンをたくさん作ってあり、ツールのショートカットまでデスクトップに作るとかなり汚くなるし、探すのが大変!
あとは、会社のパソコンは資料を同時にいくつか開き、さらにブラウザを開き、...と、いくつも画面が立ち上がっているので、デスクトップにショートカットを配置してあると、開いている画面を最小化、もしくは、閉じないとショートカットをクリックできないので、かなり面倒です。
その点、ツールバーであればタスクバーを常に表示しているので上記のような手間がない!
ツールバーの設定および解除方法
ではツールバーの作成方法について説明します。
ツールバーを設定するときにはツールバー用のフォルダーを用意する必要があり、個別で作成しても良いのですが、私は以下のフォルダを使うことにしました。
C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch
上記をエクスプローラーのアドレスバーに入力、もしくは、ファイル名を指定して実行にて「shell:quick launch」を入力すれば一発で開くことができます。
ココのフォルダーを使っている理由は、最初から「Microsoft Edge」「ウィンドウを切り替える」「デスクトップの表示」の3つのショートカットが作成されているため、手間を省くためです。
面倒くさがり屋なので...
ツールバーの設定(作成)手順
- エクスプローラーのアドレスバーで「shell:quick launch」を入力しエンターを押す
- アドレスバーに表示されたフォルダーパスをコピー(※Ctrl+C)しておく
- タスクバーを右クリックして[ツールバー]から [新規ツールバー]を選択する
- 表示された画面の「フォルダー」のところに「2.」でコピーしておいたパスを貼り付け(※Ctrl+V)する
- タスクバーに「Quick Launch」が作成されるためドラッグして
の横に移動する
- [Quick Launch]のところで右クリックをし[ボタン名の表示][タイトルの表示]などを変更する
- 好みに応じて || をドラッグして幅調整をする
手順の「5.」「6.」や表示するアイコンの大きさなどは好みで行ってください。
私はアイコンで判断できるので最小表示とし、以下の様な設定で使っています↓
ちなみに、ツールバーが要らなくなったら以下の手順で解除(非表示)することができます。
ツールバーの非表示(解除)手順
- [タスクバー]で右クリックし、[ツールバー]から[Quick Launch]のチェックを外す
- クイック起動が非表示になる
Win10標準ランチャー(まとめ)
Windows7以降なくなった「クイック起動(Quick Launch)」、私はフリーのランチャーを入れなくても十分なので復活させています。
最近は職場の端末へはセキュリティの観点からフリーのソフトをインストールできなくなったので、そんな方はオススメです。
ではまた。
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