私の勤める会社でも在宅勤務が週6割以上となり、気になりだしたのが手当のこと。
ここ最近は毎日のように「通勤手当の廃止」「在宅勤務手当の導入」のことがニュースになっています。
在宅勤務になり数ヶ月経ち、お金がかかるところ、今後、お金のかかる箇所の不安など、まとめてみました。
通勤手当が在宅勤務手当の代わり
まずは、私の現状について書きます。
在宅勤務が始まったばかりで「通勤手当の廃止」「在宅勤務手当の導入」の話は、会社から出ていません。そのため、毎月の通勤代(ガソリン代)は在宅勤務の日であっても通勤手当として、まだ支給されています。
そのため、月の6割が在宅勤務になることで浮いたガソリン代が在宅勤務の「光熱費」「在宅勤務環境の整備」に充てることが出来ました。
しかし、世の流れは「通勤手当の廃止」「在宅勤務手当(テレワーク手当)の導入」の方向。
今後は、それらの維持費が手当から出せるのか?と不安になったので「在宅勤務手当の相場はいくらなのか?」というところを調べてみました。
在宅勤務手当の相場はいくらか
在宅手当について調べて思ったのは「在宅手当の相場は少ない!」ってのが、感覚的な感想です。
最近は、在宅勤務手当について大手企業のニュースが多くあります。
富士通:在宅勤務費用として月5000円の「スマートワーキング手当」を支給
4,000円~6,000円が相場の様です。
在宅勤務手当が6,000円は厳しい
在宅勤務手当の相場が6,000円。この相場の金額には、どこまでの費用が考慮されているのか?が気になる。
私がスグに思いつくだけでも、以下のようなお金が必要と思います。
- 水道光熱費
- 回線費用(通信費)
- 消耗費(パソコン・セキュリティソフト)
在宅で仕事をすると、とくに夏・冬の季節は「エアコン代」が馬鹿にならない。また、小さい金額ですがトイレ・手洗いなどの水道費もかかる。これらは、出勤していれば会社が負担しているお金です。
また、回線費用も同じです。
家族がネットサーフィンするくらいなら今のままで問題ないが、仕事で使うと通信データ量も多くなり、いままでの回線契約では厳しい。
さらに、在宅勤務で使うパソコン環境でいえば、仕事で使うようになればパソコンが早く悪くなり買い替えが必要となるし、情報漏洩しないようにセキュリティソフトもインストールが必須となる。
これらのことを考えると、月に5,000円ではチョット足りないのでは?と思います。
最低でも10,000円は必要だ
私のザックリ計算では、
夏場、冬場のエアコンが必要になる月の実績が3,000円上がっていたので、エアコンの必要な時期を年の半分(6ヶ月)として計算すると、年間18,000円アップする。また、その他の月もパソコンの電気代・照明代は余分にかかると考えると1,000円ほどアップする。
まず、光熱費として月平均2,000円が在宅勤務で余分にかかるお金です。
また回線費用についても、現在の回線では仕事で使うには少々厳しいため一つ上の契約に入り直す必要がある。
それにより、月額費用が1,000円アップし、さらにセキュリティについても考慮する必要があり、セキュリティソフトの月額契約で月々400円が必要となり、回線費、セキュリティソフト代として月平均1,400円が余分に必要となります。
さらに細かいお金(水道費など)を足すと、ここまでかかるお金で最低4,000円は必要です。
そして、さらに計算に入れたい費用が、在宅勤務で使うパソコンなどのこと。自宅のパソコン・エアコン・照明の毎日使う頻度が高くなれば、悪くなるのも早くなる。それらの買い替え費用も計算に入れたい。
ザっと計算すると、パソコンの寿命は約5年。
約10万円のパソコンを5年で買い替えすることになり、その費用を在宅手当に含めるなら100,000円÷60ヶ月(※5年)で計算し、月々1,700円は含んでいないと将来自腹で払うお金です。もちろんパソコンと同様に、エアコン、照明などの寿命も短くなるので、それらの買い替え代金も考えなければなりません。
という感じで、諸々計算していくと月々10,000円は在宅勤務手当が必要ではないか?と思う。
在宅勤務が多くなれば、会社側として「フロアの縮小」「光熱費の削減」「通勤費の節約」など多くの費用が削減でき、払っていたお金がかなり減ると思うので、それらを社員側(※在宅での費用)の費用として、手当に含めて欲しいところです。
消耗費が別支給なら問題ない
まだ、世の中の働き方が「在宅勤務」に移行しはじめて間もない。
今後、どうなるかわからないが、パソコン、セキュリティソフト代などの「消耗品費」にあたるお金、一部の企業では既に行っている在宅勤務準備金の支給など、それらが別途支給されるのであれば在宅勤務手当6,000円は十分だと思う。
ただ、まだ私の勤める会社では一時金を支給するなどもないので、必要なものは自腹で購入。ちなみに在宅勤務をはじめて、最低限、仕事が出来るようにするために自腹購入したものは以下となります。


もちろんこれだけでは足りません。他にも、在宅勤務用の机と椅子など見直さなければ、肉体的にもかなりツライ環境で仕事をしている状況です。
最後に
今後、私の勤める会社では在宅勤務者をどんどん増やす方針なので、新型コロナが収束に向かっても在宅勤務は続くと思います。
ただ、在宅勤務には「残業」「手当」「フレックス・コアタイム」「評価制度」など、まだまだ課題は山積みです。社員側にも会社側にもメリットのある方向で課題が解消されていくことを願います。
では、また。
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