USBメモリは便利なデータ保存装置で、さまざまな用途で利用されています。
しかし、USBの種類や速度について知らないと、最適な商品選択をすることが出来なかったり、思わぬトラブルに遭遇することもあります。

この記事では、最低限知っておきたいUSBの種類と速度についてや、USB記憶媒体の紹介、私が過去にUSBに関する悩んだ体験談などを紹介します。
参考になれば幸いです。
USBの種類と速度
現在一般的に利用されているUSBの規格は、USB2.0とUSB3.0(※USB3.1、USB3.2も含む)です。
外見上はほぼ同じUSB Type-A端子ですが、転送速度には大きな差があります。
規格による速度の違い
USB2.0の転送速度は480Mbpsであり、USB3.0、USB 3.1 Gen1、USB 3.2 Gen1はいずれも5Gbps(5,120Mbps)です。
また、USB 3.1 Gen2とUSB 3.2 Gen2は10Gbps(10,240Mbps)の速度になります。
従って、USB2.0とUSB 3.2 Gen1の速度差は約10倍であり、USB 3.2 Gen1とUSB 3.2 Gen2の速度差は2倍となっています。
速度差が影響するケース
マウスやキーボードなどの接続では速度の違いをほとんど感じることはありませんが、USBメモリーや外付けHDDなどの機器において、ファイルのコピーなどの操作にはUSBの速度差が大きく影響します。
速度を活かす条件
USBの速度を最大限に活用するためには、パソコン側のUSBポートと接続する機器の両方が同じ規格に対応している必要があります。
例えば、パソコン側がUSB3.0ポートであっても、USB2.0のメモリーを接続すると速度はUSB2.0のままです。
逆も同様に、パソコン側がUSB2.0ポートの場合はUSB3.0のメモリーを接続しても速度は制約されます。
アクセス速度の判別方法
最近の機器では、パソコンのUSBポートやUSBメモリーに色が付けられています。
例えば、以下右側のUSBポートのように青色であればUSB3.0を示しています。
色分けがされていない場合もありますが、ほとんどの新しい商品ではUSB2.0とUSB3.0を簡単に区別することができます。
USB3.0以降の規格は、大容量ファイルや高速データ転送が必要な場合に特に優れた性能を発揮します。
便利なUSB外部記憶媒体の種類
外部記憶媒体は、データを保管し、容易に持ち運びできる便利なツールです。
では、いくつかの便利な外部記憶媒体の種類を紹介します。
USBメモリー
USBメモリーは、小型で持ち運びしやすく、データの保存や転送に広く利用されています。
USBポートに接続して使用するため、パソコンやノートパソコン、さまざまなデジタル機器との互換性があります。
また容量も、数ギガバイトから数テラバイトのものまで販売されており、大きなデータを扱わない限り、容量で困ることもありません。
外付けSSDドライブ
近年は持ち運びする外付けハードドライブと言えば「SSD」が主流になっています。
SSDとはソリッドステートドライブ(Solid State Drive)の略で、記憶媒体にフラッシュメモリを用いた記録媒体です。
ハードディスク(HDD)はディスクを回転させてヘッドと呼ばれる部分を物理的に移動させているのに対し、SSDは機械的に駆動していないため振動に強く、データアクセス時の音もせず静かです。
SSDの外付けといえば、過去に失敗談もありますの、こちらも参考になればと思います。

また、最近ではUSBメモリのような形状のSSDも販売されています。
USBに関する記事の紹介
USBはこれまでも、そしてこれからも何度も最大転送速度の向上を求めて規格が拡張されるでしょう。
USB規格 | 発表時期 | 速度 |
---|---|---|
USB 2.0 | 2000年4月 | 480Mbps |
USB 3.0 USB 3.1 Gen 1 USB 3.2 Gen 1 |
2008年11月 | 5Gbps |
USB 3.1 Gen 2 USB 3.2 Gen 2 |
2013年8月 | 10Gbps |
そこで、最後に私もこれまでUSB関連で数々のトラブルや悩みに遭遇して来ましたので、それらの記事を紹介して終わりたいと思います。
新しいトラブルに遭遇したら追記したいと思いますので、お役に立てれば幸いです。
USBに関するトラブルの体験談
私は過去、SSD換装にてUSB接続のデバイスが認識されなかったトラブルに遭いました。
以下はその時の問題や解決策の体験談記事になります。

USBポート不足に関する解決記事
以下は、買って10年を経過した「Lenovo G560」でUSBポートの数が不足したときに解決した方法を紹介した記事になります。

以下は「Chromebook」の外部ディスプレイ接続のときにUSBポート不足で悩んだ体験談になります。

ではまた。
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